1: Ailuropoda melanoleuca ★ 2023/02/13(月) 21:05:46.00 ID:ytz136ox9
2023.02.13

西武からFA移籍の森、新外国人シュウィンデルへの高い期待

 パ・リーグ3連覇を目指すオリックスにとって最大の不安材料と言えば、主砲・吉田正尚外野手(現レッドソックス)が抜けた穴だ。現役時代にヤクルト、日本ハムなど4球団で捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「1人の力ではとても埋められない」とした上で、それでも「チームの打力を上げるためのポイントがいくつかあって、それを1つ1つクリアしていけば、3連覇は近づくと思う」と指摘。“ポスト正尚”時代の成功に関わる鍵を、5つ挙げた。

 昨年の吉田正はリーグ2位の打率.335で、3年連続首位打者こそ逃したものの、出塁率は.447で2年連続のトップ。88打点もリーグ2位、21本塁打も同4位で、その存在感はあまりにも大きかった。

 今年の新戦力として誰もがまず思い浮かべるのは、西武からFA移籍した森友哉捕手だろう。2019年には打率.329で首位打者に輝いたこともある、NPB随一の“打てる捕手”である。野口氏は「守備優先の捕手が“打てる”というだけで、チーム編成的に大きなプラス。森は昨年こそ故障もあって振るわなかった(打率.251、8本塁打、38打点)けれど、3割前後の打率を計算できます」とうなずく。

 ただし、新たな顔ぶれの投手陣をリードする移籍1年目には、捕手として不安も付きまとう。野口氏は「リーグ2連覇中のオリックスに入ったからには、『俺が入った年に優勝できなかったらどうしよう』という重圧ものしかかる。本来は不動の3番を任せたいところですが、移籍1年目に限っては、もう少しハードルを下げてあげた方がいいかもしれない」と“捕手目線”で森を思いやった。

 一方、昨年は外国人野手が機能しなかったオリックスだけに、新外国人のフランク・シュウィンデル内野手(前カブス)が“当たり”なら、それだけで得点力は上がる。2021年にメジャーでシーズン14本塁打を放った右打ちの4番候補で、10日に春季キャンプに合流したばかりだが、野口氏は「逆方向にも打てる、日本の野球に比較的順応しやすそうなタイプ」と見ている。

「この2人が実力を発揮すれば、この先10年は二遊間に困らない

 第3のポイントは、“ラオウ”こと杉本裕太郎外野手の復活がなるかどうか。2021年に4番に定着し32本塁打83打点、打率.301で本塁打王のタイトルも獲得。遅咲きの大ブレークを果たしたが、昨年は一転、15本塁打、51打点、打率も.235と数字を大きく落とした。青学大時代の2年後輩の吉田正とは、名コンビだった。野口氏は「1つ前の3番に、相手にとって最大の脅威である吉田正がいたからこそ、杉本が生かされていた部分がある。今度は杉本に、誰かを生かす存在になってほしいですね」とワンランクアップを期待する。

 第4のポイントとして、高卒4年目の紅林弘太郎内野手と同5年目の太田椋内野手のコンビにも、大きな伸びしろがある。2年連続でショートのレギュラーに君臨した紅林は、打撃も勝負強いが、昨年トータルでは打率.224、6本塁打32打点にとどまった。2018年ドラフト1位の太田は、昨年の1軍出場がわずか32試合で、期待された二塁レギュラーには程遠かった。

 野口氏は「大型遊撃手(186センチ、94キロ)の紅林には、巨人の坂本勇人のような選手になるつもりで頑張ってほしい。太田はパンチ力があるけれど、現状では好不調の波が激しく、確実性を上げるのが課題でしょう」と見ている。「この2人が実力を発揮するようになれば、オリックスはこの先10年以上、二遊間に困らない」と言うほどで、期待の大きさは今年にとどまらない。

 紅林&太田コンビより若い世代にも、台頭が期待される選手たちがいる。高卒3年の来田涼斗外野手、同期の元謙太(げん・けんだい)外野手、1歳下の池田陵真外野手といった面々だ。野口氏は「その3人は春季キャンプのフリー打撃を見る限り、バットがよく振れている。オリックスはチームの順位が低迷していた2018年からの3年間、ドラフトではあえて先を見据え、有望な高校生を中心に獲得しました。そこに、いまや山本由伸と並ぶ2枚看板となった宮城大弥投手、太田、紅林、元、来田が含まれていた。実を結びつつあると思います」と解説する。

 2021年には25年ぶりのリーグ優勝、昨季は26年ぶりの日本一を成し遂げたオリックス。吉田正の流出という危機を乗り越え、輝かしい未来につなげることができるか。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

https://full-count.jp/2023/02/13/post1336917/

引用元: ・【野球】オリに開いた吉田正尚の“穴”を埋める意外な候補 専門家が期待「坂本勇人のように」 [Ailuropoda melanoleuca★]

【【野球】オリに開いた吉田正尚の“穴”を埋める意外な候補 専門家が期待「坂本勇人のように」】の続きを読む